ただ今、いちけんファームの田んぼにレンゲ草が満開です。

この「レンゲ農法」、昭和30年代中ごろまでは日本中いたるところで見られる光景でした。その後、収穫量を増やすために化学肥料を使用した栽培が導入され、手間のかかる「レンゲ農法」を見かける事が少なくなってしまいました。
しかし、昭和の終わりごろから「安全なお米」に対する意識が高まり、再び「レンゲ農法」が注目されています。
レンゲ草の根の周りには「根瘤菌(こんりゅうきん)」というバクテリアがついていて、それが空気中の窒素を栄養分として貯め込み、根瘤と呼ばれる瘤(こぶ)をつくります。それを田んぼにすき込むことで、レンゲ草そのものが肥料の役割を果たし、化学肥料を極力抑えることができるのです。
私が子どもの頃には、レンゲ畑で蜜を吸ったり、首飾りをつくったり、自然に触れることが当たり前であったことを懐かしく思い出します。いちけんファームの田んばでも、いつか「レンゲで遊ぶ」イベントが開催できれば…と考えています。

2016-05-17 13:32:22
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